イギリスビザ取得メモ
Last update: 16 Mar. 2021
【注意】
- ここに書かれている内容は私がビザを取得した2019年12月から年明け1月までに起きたことです．その後大きく変わっている可能性はあります．
- 私の場合はAcademic Visitorとしての1年以内の渡航用のビザを申請しました．それ以外については違う部分もあるかもしれません．
- なおAcademic Visitorは通常の旅行のような6ヶ月未満のVisitor Visaの延長版で，他の長期ビザとの最大の違いはNHSに加入できないこと．
- ビザに関してはかなり個人差があるようです．当然ですがここに書かれている通りでうまくいくかどうかは保証できません．
【準備】
- まずは参考になりそうなブログなどをいろいろ見ておく．ただし制度が度々変更されているので古いものは参考にならない点に注意．また，諸説あることが多いのであくまでも参考程度にする．
- 必要書類を早めに調べておく．
- https://www.gov.uk/government/publications/visitor-visa-guide-to-supporting-documents/guide-to-supporting-documents-visiting-the-uk
- 私の場合は，メインとして以下の3つ．
- パスポート
- 所属機関からのレター（渡航を認めその期間が書いてある書類）
- 滞在先機関からの受け入れレター
- さらにサポートする書類として以下のもの
- 住民票とその英訳，翻訳証明書（翻訳会社に依頼必要）
- 戸籍謄本とその英訳，翻訳証明書（翻訳会社に依頼必要）
- 銀行の入出を確認できる書類（英語，銀行にお願いすると出してもらえる，期間は半年など諸説あり，私は5ヶ月分出した）
- 所属機関からの給料証明書（英語）
- 所属機関の在職証明書（英語）
- 往復の航空券
- 旅費などのサポートがある場合にはその証明（英語，科研費などであればJSPSに依頼）
- 不動産登記証明書とその英訳，翻訳証明書（翻訳会社に依頼必要）
- 翻訳会社はビザのサイトにリストがある．金額や納品の日数などが異なるので問い合わせて見積もり依頼をすると良い．
- 必要書類は発行から時間がたつと意味がなくなるものがある（その期間も諸説あり）ので，申請までの日程を考えて準備が必要．私は色々後から必要な書類が判明して焦った．
【手続き】
- 手続きは，
(1)ネットでの必要情報入力→(2)決済→(3)書類のアップロードとビザセンター予約
の順番で進む．(1)は途中保存可能で(2)までは随時修正可能なのでとりあえず早めに進めておく方が良い．
- 前述(1)で必要になる情報として以下があるので事前にちゃんと調べておく必要あり．
- 最近10年で行った国の渡航歴，日程など
- これまでの犯罪歴と日にち（含む交通違反．ただしこれについては諸説あり．私は一時停止違反の日にちを調べるために警察に運転記録証明書を発行しに行った）
- (1)のネット入力が済み，(2)の決済が完了してからの(3)が鬼門．とにかくシステムがめちゃくちゃ．私が困ったのは以下の点：
- なぜか2まで行ったメールアドレスとパスワードでサインインできない．
- 書類のアップロードページが最悪．すぐエラー．
- 消したはずのファイルが残っていたりする．
- ビザセンターでは(3)でアップロードした書類は確認はできない（リストを確認させられるだけ）．
- サービスの選択肢にある必要書類の確認サービスはアップロードで提出した場合には使用できない．前述のようにアップロードした書類を再度確認することもできないので，システムがどうしようもなくて不安な場合には直接提出にしたほうが良いのかも（私はこの事実をビザセンターで知り，あきらめて腹をくくった）．
- ビザセンターは東京と大阪にある．私は東京のセンターに家族で行った．
- 予約時に一応家族それぞれの予約時間をずらしたが，同じでも良かったのかもしれない．
- ビザ用の写真を撮る．子供がじっとしないので撮るのは大変だがまあなんとかなる（息子3歳の写真は完全に横を向いていたが通った）．
【その他】
- ビザの申請に往復の航空券があった方が良いのかどうかは結局よくわからない．往復航空券をビザ発行前に購入して良いのかについても諸説あるが，私は普通に購入してそれを提出して大丈夫だった．
- 有料（5ポンド強）だがメールで質問できるサービスが存在する．私は切羽詰まって利用したが，結局こちらが欲しい情報を何も答えてくれなかった．お金を取られてストレスが増えただけだった（いまだに恨んでいる）．
- とにかくビザに関しては諸説ある．