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Last update 17 Jan 2024

緑字は研究室の在学生・卒業生

<著書>

  • 「フィールドマニュアル 図説 堆積構造の世界」,[監修]日本堆積学会,[総編集]伊藤 慎,朝倉書店,2022年(「ウェーブリップル葉理」「ハンモック状斜交層理」など計5項目を分担執筆)(出版社リンク)

<学術論文 査読有り>

  • Yamaguchi, N., Ando, T., Enokida, H., Nakada, N., Yamaki, S. and Ohta, T. (2024),Logratio analysis of components separated from grain-size distributions and implications for sedimentary processes: an example of bottom surface sediments in a shallow lake. Sedimentology(霞ヶ浦北浦の湖底の泥は,場所によってなんとなく手触りが違うのだが,それを粒径データから定量的に示すのは難しかった.そこで粒度分布を対数正規分布に分け,それを組成データ解析の手法を適用することで,うまく特徴的な粒径成分を抽出できた,という論文.コア試料などいろいろ応用が効く方法だと思っています)(article)
  • Yamaguchi, N. (2023),Validation of appropriate estimation criteria for the number of components for separating a polymodal grain-size distribution into lognormal distributions. Progress in Earth and Planetary Science, 10, 70.(複雑な粒度分布を複数の対数正規分布に分けて考える際に,「いくつの対数正規分布に分けるか」を決める方法についてはきちんと議論されておらず困ったので人工データを用いて検証してみた論文.これまで用いられてきた平均二乗誤差などうまくフィットしてるかだけで判断すると過大評価になり,AICやBICの結果をうまく組み合わせるとある程度うまく評価できそうです)(article)
  • 山口 直文滝 俊文・関口智寛 (2022),「堆積物供給がウェーブリップルの形状に与える影響:造波水路実験(予報)」,堆積学研究, 80, 3–9.(ウェーブリップルが葉理として地層に残されるには上から堆積物が降ってこないと駄目だが,あまり堆積速度が大きいとウェーブリップルの形が維持されなくなる,ということを実験で示した論文.ウェーブリップルは現世の砂質の浅海底にあんなにも普遍的に存在するのに地層には意外と少ないことにも関連するかもしれない.第二著者の滝さんの修士研究が元になった論文.)
  • 土屋 渚・青木 茂・植松 幸希・鳥羽 光晴・山口 直文・岡本 研 (2021),「東京湾の砂質干潟において外来性二枚貝ホンビノスガイMercenaria mercenariaの生物攪拌が底質およびベントス群集に与える影響」,日本水産学会誌, 87, 11–22.(article)
  • Shinozaki, T., Yamaguchi, N. and Sekiguchi, T. (2020),Flume experiments test grain-size distribution of onshore tsunami deposits. Sedimentary Geology, 407, 105750.(article)
  • 山口直文 (2019),「水路実験による陸上津波堆積物研究の現状と今後の可能性」,地質学雑誌, 125, 121–136.(津波堆積物に関連する水路実験は2000年ごろから様々な分野で行われてきた.こうした研究について,地質学的に津波堆積物から情報を引き出すという視点からまとめた総説.地質学における水路実験の役割みたいなものも詰め込んだつもりです)(article)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, T. (2018), Sedimentary processes and the distribution of tsunami deposits on a narrow coastal lowland backed by a cliff in flume experiments. Journal of Sedimentary Research, 88, 467–474. (陸上に津波堆積物が残される場所は必ずしも広い沿岸低地が広がっているわけではなく,南海トラフ沿いのように背後に崖がある狭い低地の場合もある.こうした場所に津波が来襲した場合に,どのような堆積過程でどのような分布の津波堆積物が残されるかを調べた水路実験.崖の少し離れた場所に堆積物の厚さのピークができる.同様の堆積過程で津波礫群も残されるかもしれない) (article) (Movie)
  • Tamura, T., Kodama, Y., Bateman, M.D., Saitoh, Y., Yamaguchi, N., Matsumoto, D. (2016), Late Holocene aeolian sedimentation in the Tottori coastal dune field, Japan Sea, affected by the East Asian winter monsoon. Quaternary International, 397, 147–158. (article)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, T. (2015), Effects of tsunami magnitude and terrestrial topography on sedimentary processes and distribution of tsunami deposits in flume experiments. Sedimentary Geology, 328, 115–121. (article)(津波規模と地形が,沿岸低地などの陸上に残される津波堆積物の分布に与える影響について実験で調べた.少ない調査地点での層厚の比較では津波規模を議論できないことなどが示唆される.沿岸湖沼の影響についても言及)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, T. (2013), Ripples under partially standing waves for different reflection coefficients: a laboratory experiment. 堆積学研究, 72, 125–134. (article)(異なる反射強度条件の重複波の下で発達するリップルの形態と移動について調べた.リップルの移動方向は局地的な堆積物輸送を知るのに役立つことが示唆される)
  • Haraguchi, T., Goto, K., Sato, M., Yoshinaga, Y., Yamaguchi, N., and Takahashi, T. (2013), Large bedform generated by the 2011 Tohoku-oki tsunami at Kesennuma Bay, Japan. Marine Geology, 335, 200–205. (article)
  • Otsubo, M., Yamaguchi, N., Nomura, S., Kimura, N., Naruse, H. (2011), Basal slip plane of Kurotaki unconformity in the Boranohana area along the Pacific coast of the Boso Peninsula, Central Japan. Island Arc, 20, 305–307.
  • Tamura, T.,Kodama, Y., Bateman, M.D., Saitoh, Y., Watanabe, K., Matsumoto, D., Yamaguchi, N. (2011), Coastal barrier dune deposition related to sea-level highstands in MIS 3 and 5a at Tottori, Japan Sea. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology, 308, 492–501. (article)
  • Tamura, T., Bateman, M.D., Kodama, Y., Saitoh, Y., Watanabe, K., Yamaguchi, N., Matsumoto, D. (2011), Building of shore-oblique transverse dune ridges revealed by ground-penetrating radar and optical dating over the last 500 years on Tottori coast, Japan Sea. Geomorphology, 132, 153–166. (article)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, H. (2011), Variability of wave-induced ripple migration in wave-flume experiments and its implications for sediment transport. Coastal Engineering, 58, 671–677. (ウェーブリップルは海底を移動して堆積物を運ぶが,海底で観測すると堆積物輸送モデルで予測される量とずれることが知られていた.そのずれの要因について整理した論文.地層に残されたリップル葉理から何か読みとれないか実験しているときに気づいた)(article)
  • Yamaguchi, N. and Masuda, F. (2011), Two patterns of three-dimensional grain fabrics corresponding to depositional processes in experimental microdelta deposits using rice grains. Journal of the Geological Society of Japan(地質学雑誌), 117, 107–115.(article) (地層から堆積過程を知るヒントとなる粒子配列を3次元で調べた.砂の代わりにお米を使って実験すると3次元の粒子の向きが分かる)
  • 田村 亨・小玉芳敬・齋藤 有・渡辺和明・山口直文・松本 弾(2010), 「鳥取砂丘の地中レーダ断面」,第四紀研究, 49, 357–368.
  • 東良慶・関口秀雄・山口直文(2010),「砂浜-砂丘系における漂砂環境の連関を読み解く試み」,土木学会論文集B2(海岸工学), 66, 556–560.
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, H. (2010b), Effects of settling and preferential deposition of sediments on ripple roundness under shoaling waves. Journal of Sedimentary Research, 80, 781–790. (article) (浅い海底でできるリップル形態の丸さには,砂粒子の沈降しやすさが影響することを示した.地層で複合流リップルとウェーブリップルを見分けられるかについても記述)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, H. (2010a), Effect of velocity hiatuses in oscillatory flow on migration and geometry of ripples: wave-flume experiments. Sedimentology, 57, 720–733. (article) (海底でウェーブリップルは「3歩進んで2歩下がる」ように行ったり来たりをしながら徐々に移動する.では,その進んで戻っての合間に「休み」が入ったらどうなるか?)
  • Yamaguchi, N., Sekiguchi, T. and Masuda, F. (2007), Cross-shore ripple variations under laboratory partially standing waves: a possible clue to paleo-wavelength. Journal of the Sedimentological Society of Japan(堆積学研究), No. 64, 15–19. (海の波はビーチに反射して部分重複波をつくる.そこでできるウェーブリップルの形を調べた.)(PDF)

<解説・ノート・口絵など 査読有り>

  • 藤内智士・佐藤智之・山口直文 (2019),「イングランド北東部フランボロヘッドの上部白亜系チョーク層の断崖」,地質学雑誌(口絵), 125, I–II.(2018年8–9月にイングランドに滞在した際に訪れたフランボロヘッドについて紹介.他の写真はこちらのブログでも見ることができます.)(article)
  • 山口直文 (2018),「リップルの峰の丸さが示すこと」,堆積学研究(ノート), 77, 29–38.(article)(地層や現世海岸などで峰が丸いリップルを見つけたとき,どのようなことを考えればよいかをまとめた小論.丸さだけでなく,ベッドフォームについて勉強するきっかけの読み物にもなればいいなと思って書きました.)
  • 上澤真平・山口直文 (2014),「火山噴出物を用いた岩石海岸の侵食速度の定量化」,地質学雑誌(ノート), 120, 281–285.(article)(岩石海岸の侵食速度を知ることは難しい.その困難な点についてまとめ,火山噴出物を用いることで推定できた事例を紹介)
  • 山口直文 (2012),「海底堆積物-水境界における間隙水交換とウェーブリップル」,堆積学研究(ノート),71, 25–30.(article)(ウェーブリップルは生物地球化学的にも意味があるよ,という研究例の紹介)

<紀要など 査読無し>

  • 山崎新太郎・松四雄騎・片岡香子・山口直文 (2017), 「神奈川県・芦ノ湖の湖底調査 ―低価格サイドスキャンソナーによる水底調査の試み―」, 京都大学防災研究所年報, 第60号B, 453–460. (PDF)
  • Yamaguchi, N. and Sekiguchi, H. (2007), Ripple formation and grain sorting with multiple-sized sand: a report of preliminary wave-flume experimentation. 京都大学防災研究所年報, 第50号B, 661–670.

<その他 査読無し>

  • 山口直文 (2021)書籍紹介 松島 亘志・成瀬 元・横川 美和 編著「土砂動態学―山から深海底までの流砂・漂砂・生態系―」,堆積学研究(書籍紹介),79, 121–122.
  • 山口直文 (2019)「茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター」,堆積学研究(研究室紹介),51–53. (article)
  • 山口直文 (2009)「波浪による振動流下のリップル挙動と堆積構造」,日本堆積学会2009年京都・枚方大会ショートコース「漂砂流砂系における堆積物動態と地形のとらえ方」,39–44.
  • 山口直文・関口秀雄 (2009), 「波はリップルをどう移動させるのか?」,九州大学応用力学研究所研究集会報告:地形のダイナミクスとパターン,59–64.
  • 浦本豪一郎・清家弘治・徳田悠希・西田尚央・野村真一・山口直文 (2007) 「堆積学スクール・オン・ザ・ビーチ2006『水理学の基礎と波浪堆積構造』(2006年10月,白浜)参加報告」,堆積学研究,no.65, 49–55.
  • 増田富士雄,成瀬元,高川智博,齋藤有,山口直文 (2005) 「水路実験による堆積物挙動」,日本地質学会第112年学術大会(京都)見学旅行案内書,161–173.